過熱感が高レベル踏み上げ相場、ダブルインバース残高多い

7月半ばからの上昇相場(CPIピークアウトFRB利上げぺース緩和期待)で、過熱感が高いレベルあっても下げないで、空売りが踏み上げられた相場を記録する。

あと日経ダブルインバース残高が多いという事が、今週はじめ8/15あたりからニュースに取り上げられた。このような時は、空売りが踏み上げられやすい。

7/20に200日線の上に出て、RSI(黄)、ストキャスティクス(緑)、5(赤)+25日(緑)総合乖離率(黄)は前回高値と同じレベルに達し、過熱レベルになった。

しかし、過熱であっても下落することなく、ずっと200日線を割り込まない底堅い動き。また、7/28の陰線のとき、投資家がここから下げると思ったのか、空売り比率が48.1%と高くなった。そして、翌日も同じ位置の陰線が並び、不自然なチャートとなった。

また、20日線、60日線、100日線が上向き、200日線の上ということもある。このあたりの5日線の上下の攻防の動きで、おかしいなと気づけばよかった。さらに、米国CPIピークアウト期待相場だったのだが、原油とGS商品指数が下がっていたため、8/10のCPI発表値が下がるのを見越していた面があった。サービス価格、住宅家賃が下がらんという話もあったが、結局予想8.8%の所8.5%と下回って株価爆上げした。

7/28~8/5あたりに、日経ダブルインバース買残135,829,818、信用倍率が26.37と、買残が前回高値あたりの残高レベルより増えていき、8/5には160,242,820とかなり多くなっている。

日経ダブルインバース残高を見て多いなと気づき、8/5に売りを切ってドテンすれば間に合った。また、日経レバレッジは8/5から0.89と、1.00倍以下になった。こちらも8/5に売りを切ってドテンすれば間に合った。

 

1357 日経ダブルインバース残高

日付 信用売残 信用買残 信用倍率
2022/8/12 5,682,825 184,354,349 32.44
2022/8/5 5,795,863 160,242,820 27.65
2022/7/29 5,150,646 135,829,818 26.37
2022/7/22 6,905,403 132,785,502 19.23
2022/7/15 7,646,224 69,474,519 9.09
2022/7/8 7,904,430 70,257,717 8.89
2022/7/1 11,111,194 50,880,900 4.58
2022/6/24 9,021,491 51,354,339 5.69
2022/6/17 9,592,395 49,027,765 5.11
2022/6/10 6,287,927 117,596,462 18.70

1570 日経レバレッジ

日付 信用売残 信用買残 信用倍率
2022/8/12 4,088,509 3,272,113 0.80
2022/8/5 3,815,376 3,398,495 0.89
2022/7/29 3,317,213 3,704,409 1.12
2022/7/22 3,597,212 3,767,736 1.05
2022/7/15 2,561,517 6,157,575 2.40
2022/7/8 2,483,802 7,116,643 2.87
2022/7/1 1,808,653 9,732,207 5.38
2022/6/24 1,841,042 8,753,119 4.75
2022/6/17 1,657,473 9,352,962 5.64
2022/6/10 2,802,107 4,315,145 1.54